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その時、白衣を着た一人の男が歩み寄って来た。
「あー、あんた。もしかして間無大地さんか?」
「……そうですが。どうして、俺を」
「天承さんから聞いてる。もし此処へ来たら通してほしいってな」
やはり此処に翼がいるのか。
勘を頼りに来たようなものなのに、辿り着けるなんて。
何も知らない自分にも、何か出来る事があるのか。
「まあとにかく入ってくれ。本来なら部外者の立ち入りは禁止されてるんだが……あんたは違うからな」
「違うとは、どういう事でしょうか」
すると男は、さも当然のように答えた。
「天承さんの大切な人なんだろ?じゃあ、追い返す訳には行かないさ」
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Reservoir Amulet2