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「間無さん。翼さんは協力者であると同時に、私達の大切な友人です。どうか、宜しくお願いします」

そう言って、ひかりは再びおじぎをした。

ああ、此処にも。

此処にも、いるのか。

彼女を案じ、大切に思う人達が。

ならば尚更、いなくなって良い訳が無い。

「行くか。天承さんはこっちにいる」

鏑に肩を叩かれ、大地は見送る二人にもう一度会釈をして後を追った。

部屋を真っ直ぐ進んだ正面はガラス張りになっているが、その脇にあるドアを開けて向こう側へと入る。

そこには何やら大きな装置があり、稼動中のようだった。

「これは……」

微かに振動している装置を見上げて呟くと、鏑は飄々とした口調で言った。

「時空間移動制御装置」

「は……?」

「ま、平たく言えばタイムマシンだな」

「…………」

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Reservoir Amulet2