11
「間無さん。翼さんは協力者であると同時に、私達の大切な友人です。どうか、宜しくお願いします」
そう言って、ひかりは再びおじぎをした。
ああ、此処にも。
此処にも、いるのか。
彼女を案じ、大切に思う人達が。
ならば尚更、いなくなって良い訳が無い。
「行くか。天承さんはこっちにいる」
鏑に肩を叩かれ、大地は見送る二人にもう一度会釈をして後を追った。
部屋を真っ直ぐ進んだ正面はガラス張りになっているが、その脇にあるドアを開けて向こう側へと入る。
そこには何やら大きな装置があり、稼動中のようだった。
「これは……」
微かに振動している装置を見上げて呟くと、鏑は飄々とした口調で言った。
「時空間移動制御装置」
「は……?」
「ま、平たく言えばタイムマシンだな」
「…………」
- 175 -
[*前] | [次#]
しおりを挟む
ページ:
Reservoir Amulet2