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「当たり前だ。俺はもう、貴女を一人にはしたくない。大体、一人で両方を背負うなんて無茶だ。だから俺が半分を背負う。そうして、これからはずっと」

もう置いて行ったりはしない。

永遠の孤独を、一人で背負わせたくはない。

「ずっと、側にいる」

「……私は、いつか自分の内に溜まった思念のままに、世界を滅ぼそうとする貴方を倒したくなんてありません」

「大丈夫だ。そんな事にはならない」

例え自分の中に、あの冷たさを溜め込む事になったとしても。

絶対に、心を支配されたりはしない。

「俺は一人じゃないから。貴女と一緒だから、どんなものにも負けたりしない」

確信を込めて言える。

彼女を見ていれば、いつだって心が清められるから。

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