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「お帰りなさい」
それまで黙っていた翼が、にっこり笑って口を開いた。
「言ったでしょう?何があるとしてもお二人が一緒なら、きっと大丈夫だと」
「はい!有り難うございます」
神無が礼を述べた後、見守っていた鏑が大きく手を打ち鳴らした。
「よーし、じゃあ今夜は皆で宴会と行こうぜ!」
「あ、いいですね。俺、いい店知ってますよ。高校の時の友達がやってるんですけど」
「折角だし、色んな人誘いたいね」
一気に話は進み、盛り上がる。
「氷月は多分、まだお酒は飲めないね。残念」
「僕はいいよ。隅で静かにしてるから」
そう言った氷月の背を、鏑が唐突に叩く。
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Reservoir Amulet2