41


「お帰りなさい」

それまで黙っていた翼が、にっこり笑って口を開いた。

「言ったでしょう?何があるとしてもお二人が一緒なら、きっと大丈夫だと」

「はい!有り難うございます」

神無が礼を述べた後、見守っていた鏑が大きく手を打ち鳴らした。

「よーし、じゃあ今夜は皆で宴会と行こうぜ!」

「あ、いいですね。俺、いい店知ってますよ。高校の時の友達がやってるんですけど」

「折角だし、色んな人誘いたいね」

一気に話は進み、盛り上がる。

「氷月は多分、まだお酒は飲めないね。残念」

「僕はいいよ。隅で静かにしてるから」

そう言った氷月の背を、鏑が唐突に叩く。

- 205 -






[*前] | [次#]

しおりを挟む


ページ:



Reservoir Amulet2