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そう言ってから通りを折れ、裏道へと入り込む。

大きな通りを一本入っただけで道行く人は途絶え、雰囲気ががらりと変わる。

しばらく無言のまま歩き続け、やがて翼が立ち止まった。

「いましたよ。大地さん、分かりますか?」

「……ああ」

見えないものを見る巫女が手を差し伸べた先にいるものを、大地も見た。

人気の無い道に立つ、血に汚れた毛並みの。

鹿の姿に似ているけれど、その体は見上げる程大きく二つの目は紅い。

今は血で赤黒く染まっているけれど、そうでないなら黄金色に輝く美しい生き物なのだろう。

手を伸ばした翼がそっと触れると、炎のような紅の瞳が更に光った。

翼は怒りの気配には構わずに、背伸びをしてその首筋に顔を寄せる。

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Reservoir Amulet2