06
午後、天照神社の鳥居をくぐる男女の姿があった。
「いらっしゃい」
「よく来たな」
出迎えた二人に、氷月と神無が頭を下げる。
「こんにちは」
「いきなり来てしまってすみません」
「いいえ。分かっていましたから」
微笑んで首を振った翼は、ふと目を見張って動きを止めた。
「……翼さん?」
訝しんだ大地が名を呼ぶと、我に返ったように二人を奥へと迎え入れる。
「あ、すみません。こちらへどうぞ」
「どうしたんですか、翼さん。もしかして具合でも……」
「あんたがぼんやりするなんて珍しいね。何か気になる事でもあるんじゃないの?」
氷月と神無も案ずるような瞳を向けた。
「あ、いえ……」
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Reservoir Amulet2