11
「じゃあつまり、あんた達は神……みたいな存在って事になるよね」
真面目に続けられた言葉に、大地と翼は顔を見合わせた。
「うーん、そう言われれば。そうかもしれませんね」
かつて本当に神と呼ばれていた翼は、特にこだわりも無く答えた。
「どうしたんだ、急に」
「別に。ただ、訊いてみたかっただけ。あんた達の目から見て、どうなのか。この世界は美しいかどうか」
移り行く世界を映して。
人が持つのは美しいものばかりじゃないと知って尚。
頷く事が出来るのか、氷月の瞳は問い掛ける。
だから、大地は笑って頷いてみせた。
「ああ。世界は美しい。人の優しさや、愛が消え失せない限りはな」
これまでに何度この世に生まれて来た疑問、返された言葉だとしても。
何度でも信じ、語る事で想いは強くなる。
- 217 -
[*前] | [次#]
しおりを挟む
ページ:
Reservoir Amulet2