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「じゃあつまり、あんた達は神……みたいな存在って事になるよね」

真面目に続けられた言葉に、大地と翼は顔を見合わせた。

「うーん、そう言われれば。そうかもしれませんね」

かつて本当に神と呼ばれていた翼は、特にこだわりも無く答えた。

「どうしたんだ、急に」

「別に。ただ、訊いてみたかっただけ。あんた達の目から見て、どうなのか。この世界は美しいかどうか」

移り行く世界を映して。

人が持つのは美しいものばかりじゃないと知って尚。

頷く事が出来るのか、氷月の瞳は問い掛ける。

だから、大地は笑って頷いてみせた。

「ああ。世界は美しい。人の優しさや、愛が消え失せない限りはな」

これまでに何度この世に生まれて来た疑問、返された言葉だとしても。

何度でも信じ、語る事で想いは強くなる。

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