05
大地は溜息をついて紙コップに残っていたコーヒーを飲み干した。
「昔からよくある話だろう。呪いの手紙とか幸せの手紙とかも流行っていたぞ。質の悪い悪戯だと思うが」
「で、でも実際死者が出ているんですよ?」
「まだ事故死と判断されているなら偶然の範囲内だろう。そんな事を言っていたら、刑事なんてやっていられないぞ」
「……間無さんが言うんですか、そのセリフを」
呆れたような守の顔を見て苦笑する。
「俺は元々信じない性格だからな。最近は色々あって信じざるを得なくなっているだけだ」
「天承さんのおかげで、ですね」
「ああ」
翼の切れ長の瞳を思い浮かべながら頷いた時、デスクの上に置いていた大地の携帯電話が振動を始めた。
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Reservoir Amulet2