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「少し前から、家に飾ってある掛け軸に赤い染みが付くのよ。まるで血みたいに、少しずつ増えて行くの。最初は雨漏りでもしているのかと思ったけど、そんな様子も無いし」
「それでは気味が悪いでしょう?掛け軸を取り外してしまおうとは思わなかったんですか」
翼が来る前に一通り聞いていた話だったが、話し易いようにと大地は質問を挟んだ。
職業柄、人の話を聞き出すのには慣れている。
「そうも思ったけど、主人が買って来た高価な掛け軸だし、やっぱり飾っておきたくて」
「ご主人は、亡くなったんですよね」
「ええ」
すると、黙って聞いていた翼が口を開いた。
「正確には、行方不明になったのでしょう?」
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Reservoir Amulet2