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大地は溜息をつき、すっかりショーを堪能している様子の守に釘を刺した。

「目的を忘れるなよ。俺達は遊びに来ている訳じゃないんだからな」

「勿論分かってますよ」

本当だろうか。

疑わしいが、熱心に観ている分には構わないか。

そう思い、再びステージに注意を集中させる。

今、このデパートの屋上で子供達と、ついでに守も夢中にさせているのは『流星戦士★ながレンジャー!』というヒーローショーだ。

昨夜、警察署に今日の日付と場所を記した封書が届いたのだ。

差出人の身元を示す表記は何も無く、ただ『ショーの最中に面白い事が起こる』と印刷された紙が一枚入っていただけだった。

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