04
犯行声明と受け取るか、悪戯と受け取って無視するか議論になったが、取り敢えず大地と守とで見張りをするという事になってしまったのだ。
しかし、ヒーローショーは午前と午後に一回ずつ行われる。
どちらが狙われているのか分からない為、両方共見張っていなくてはならない。
守は楽しんでいるようだが、正直大地は何処を楽しめば良いのか分からなかった。
仕事と割り切って見続け、何事も無く午前の回が終わった。
「……いい話でしたね」
ハンカチで目元を拭いながら、守が同意を求めて来る。
「そうだな」
人の感動に水を差すのも悪い気がしてそう答えたものの、一体何処に泣く程感動したのかさっぱり分からない。
これをもう一度観なければならないのかと思うとうんざりする。
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Reservoir Amulet2