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「わ、分かってますよ!じゃあこっちはお願いしますね」

守はそう言うと、軽く頭を下げて走って行った。

少々不安は残るが、職務は真面目にこなす守なら大丈夫だろう。

大地は頭の中で結論付け、ショーが終わって人が散り始めた屋上を見渡した。

見たところ、不審者はいないようだ。

ステージに近付こうとして親に注意されている子供はいるが、怪しい人はいない。

親子連れが多い中、一人で立っている自分の方がよっぽど不審者に見えそうだ。

あまり面白くない事実に気付いて溜息をついた時、不意に声を掛けられた。

「あれ、大地さん?」

目を向けると、驚いた様子の翼が立っていた。

しかも、普段は神社の中でしか身に付けない千早と袴を着込んでいる。

守が先程おかしな事を言ったから、幻覚でも見ているのだろうか。

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