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「何をしていらっしゃるんですか、こんな所で。お仕事ですか?」

尋ねられ、どうやら本物らしいと認めて口を開く。

「まあ、そんなところだ。貴女こそ、どうしたんだ」

「私は、このデパートに出張占いに来ていて」

「出張占い?」

思わず訊くと、翼は笑顔で頷いた。

「はい。今週のメルマガにも書きましたけど、時々やっているんですよ。これが有り難い事に大繁盛でして。忙しくて息もつけなかったので、今は少し息抜きに」

そういえば二日程前に届いたメルマガにそんな事が書いてあった気がする。

相変わらずこの巫女は、意外と強かに生きているらしい。

だから今日は彼女の仕事着である千早と袴を着ているのだろう。

「大地さんも占ってみますか?割引きしますから」

「遠慮する」

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