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やがて始まった午後のショーは順調に進んだ。

急遽ステージに立つ事になった翼も、ながレンジャーの世界にすっかり溶け込んでいる。

「天承さん、演技力あるんですね。驚いたなあ」

横に立って見ている守が感嘆の声を洩らす。

「それに、あの衣装もすっごく似合ってますし。間無さんも、いつもと違う彼女に新しいときめきを感じちゃったりしたんじゃないですか?」

「何でそうなる」

短く切り捨ててから、午前に続いてすっかりショーを堪能している様子の守に釘を刺す。

「目的を忘れるなよ。下手をしたら、その巫女様にまで被害が出るかもしれないんだぞ」

「勿論分かってますよ」

本当だろうか。

守は疑いの目を向けられているのにも構わず、ステージの上を見て感じ入ったように頷く。

「うーん、しかし天承さんのあの可愛さは犯罪的ですよねえ。後で写真撮らせてもらわないと」

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