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「今日は、お時間ありますか?」

「あ、ああ。それは大丈夫だが」

「良かった。それでは是非、一緒に携帯小説を読みましょう」

「携帯小説?」

いきなりの提案に戸惑う大地の袖を、巫女は楽しそうに引く。

「私のお薦めがあるんですよ。『沙羅夢幻想』という小説なんですが、主人公の由貴さんが素敵なんです」

「由貴さん?」

引かれるままに歩き出しながら、ちらりと翼の顔を見る。

何が何だか分からないが、彼女がこんなにも楽しそうならそれで良い。

今日、此処を訪れて、彼女に会いに来て良かった。





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Reservoir Amulet2