08
その瞬間、誰かが足音を響かせて神社に飛び込んで来た。
「こんにちはー!」
明るい笑顔で元気に挨拶をした少年の後ろで、もう一人同じ年頃の少年が息を切らしながら途切れ途切れに言う。
「こ……こんにちは」
「こんにちは。ようこそおいで下さいました」
翼は穏やかな声で二人の来訪者を迎えた。
「由貴さんに敦さん、お会い出来て嬉しいです」
「な……!?」
呆然としていた大地は勢い良く立ち上がり、二人の方へ歩み寄った。
「由貴さんと敦さんって、まさかあの、『沙羅夢幻想』で活躍中の?」
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Reservoir Amulet2