17
日が暮れる頃、血と汗と涙の結晶であるポーズは完成した。
皆は歓びを分かち合い、互いの健闘を称えて固く握手を交わした。
苦労を共にした分だけ、絆も強くなったような気がした。
そして、別れを惜しみつつ由貴と敦は帰る事になった。
「有り難うございました!楽しかったです!」
「気を付けて帰れよ」
「……あの」
敦は何か言おうとしたが、上手く言葉にならなかった。
今目の前にいる二人と別れる事が、何だかとても寂しく感じて。
そう簡単には会えないだろうと分かるから、尚更。
その時、由貴が敦の肩を叩いた。
- 30 -
[*前] | [次#]
しおりを挟む
ページ:
Reservoir Amulet2