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由貴と自分とは性格も、持っているものも全く違うと感じた。

由貴は自ら切り拓いて行く力を持つ。

例えどんな困難が降り掛かろうと、彼を中心にきっと力は生まれて行く。

誰でも付いて行きたくなる特質を、由貴は持っている。

それが主人公らしさならば、自分はどうなのだろう。

これから何が起こるかなんてさっぱり分からないし、大した力も持っていない。

力があるというなら巫女である翼の方で、ごく平凡な身には彼女を守る事さえも。

大切なものを失うかもしれない予感にも、何も出来ずにいるのに。

「私は、大地さんが主人公で嬉しいですよ」

翼がぽつりと呟いた言葉に、思わず顔を向ける。

「無駄な事など何も無く、全ての事には意味があり、価値があります。大地さんが主人公でいてくれる事にも、また」

静けさに響く声音は、初めて会った頃よりずっと柔らかく優しくて。

「何も知らず何も訊かず、それでもただ側にいてくれる。それがどれ程力になるか。私はいつも、大地さんに助けられているんですよ」

その表情もとても柔らかく優しいから、嬉しくなる。

不意に生まれた胸のざわめきも、掻き消してくれる。

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Reservoir Amulet2