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そこには、留め具が壊れたペンダントが光っている。

「前に、俺が選んだのか」

「うん。留め具が壊れちゃったみたいで」

「ちょっと貸してみろ」

蒼はペンダントを受け取ると、すぐに直して返してくれた。

「わあ、有り難う。器用だね」

「これ位、当然だろ。元アクセサリー店勤務の俺をなめるなよ」

胸を張った蒼に思わず笑いながら、いつものようにペンダントを身に付ける。

その様子を見ながら、蒼が呟く。

「……それ、大事にしてくれたんだな」

「勿論だよ。蒼がくれたものだもの」

「そうか。有り難う」

そう言った雰囲気がいつもと違う気がして、明るい色の瞳を見上げる。

「蒼……?」

熱情を秘めた真剣な眼差しに、呼吸が止まりそうになる。

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Reservoir Amulet2