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左手の薬指に、そっと指輪をはめてくれる手が優しい。

見詰めてくれる瞳が、愛しい。

「俺の想いも命も、全てを貴女に」

指輪をはめた手に唇が落とされる。

「俺の、ただ一人の女王陛下」

それは女王に忠誠を誓う騎士の礼。

そして、二人にとってはそれ以上の意味を持つ。

「こんな俺を、もしお前が好きだと思ってくれるなら……。これからもこの先も、ずっと一生……。宜しくな、華憐」

「うん」

引き寄せられるまま、温かい胸に頬をつける。

温もりが、全てを溶かして満たしてくれるようで。

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Reservoir Amulet2