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「何だか色々面倒くさそうだから、止めとくわ。それより由貴。頼みがあるんだけど」

「あ。俺、今忙しいから。後にして!」

「いいから、聞きなさい!」

ジャンプしながら即座に断ろうとした由貴の服を引っ掴んで続ける。

「あんた、またしおりんの世界へ行くんでしょ?」

「しおりん?」

「蓮水詩織さんのことよ」

「何か、随分親しげだな」

独り言のように呟いた敦に、紗貴は胸を張った。

「当たり前でしょ。女同士だもの。で、行くんでしょ?あんた達」

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Reservoir Amulet2