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それからぶんぶんと首を振り、慌てたように言う。

「私の事は良いのよ!それよりも輝夜ちゃん、大恋愛をして飛龍さんと結ばれたみたいじゃない」

「だ、大恋愛?」

近くにあった椅子に腰を下ろしながら、紗貴は続ける。

「隠さなくても良いのよー。私は全部知ってるんだから。何しろ携帯小説で読んだもの」

「け、けいたいしょうせつ?」

理解出来ない言葉に目を瞬いていると、紗貴が顔を覗き込んで来た。

「うんうん。やっぱり輝夜ちゃん、前よりも綺麗になったみたい。で、で、今はどうなの?飛龍さんとは」

興味津々に訊かれ、その勢いに少々気圧されつつ答える。

「それが、今度の祝言で着る衣装が決まらなくて」

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