13
「はい。だからこそ、時々くれる言葉の一つ一つを大切にしたいと思うんですよ」
「……そっか。静嵐さん、歓んでくれるといいね」
紗貴の言葉に頷いて立ち上がる。
急いで実家に帰って、制服を取って来なければ。
しかし、その考えを読んだかのように紗貴が制した。
「待って。制服なら取って来てもらうから、そこ座って。折角だから、髪をセットしてあげるわ」
「……?」
取って来てもらうとは、どういう事だろう。
訳が分からぬままに、椅子に腰を下ろす。
そして、紗貴が誰かに電話を掛けているのを見詰めた。
一体、誰に掛けているのだろう。
- 59 -
[*前] | [次#]
しおりを挟む
ページ:
Reservoir Amulet2