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「はい。だからこそ、時々くれる言葉の一つ一つを大切にしたいと思うんですよ」

「……そっか。静嵐さん、歓んでくれるといいね」

紗貴の言葉に頷いて立ち上がる。

急いで実家に帰って、制服を取って来なければ。

しかし、その考えを読んだかのように紗貴が制した。

「待って。制服なら取って来てもらうから、そこ座って。折角だから、髪をセットしてあげるわ」

「……?」

取って来てもらうとは、どういう事だろう。

訳が分からぬままに、椅子に腰を下ろす。

そして、紗貴が誰かに電話を掛けているのを見詰めた。

一体、誰に掛けているのだろう。





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Reservoir Amulet2