03
緋岐はやれやれと手近な椅子に腰を下ろした。
「おかげで俺は今日、散々走らされて大変だったぞ」
心底疲れたように息を吐く。
「浴衣はまだ良いとして、いきなりウエディングドレス用意しろって、どれだけ無茶苦茶なんだよ。おまけにさっきのはなんだよ。いきなり知らない世界の知らない家に行って『娘さんの制服貸して下さい』って、思いっ切り変な人だろ」
「あら、静嵐さんの親友だって言ったら大丈夫だったでしょ?」
「そうだけど、会った事も無いのに親友騙ったなんて知られたら、俺殺されそう」
緋岐は頭を抱えて唸った。
「さっきちょっと携帯小説のパンドラ読んだけど、静嵐さん物凄い怖かったぞ」
「それは最初の方だからよ。物語が進めば、優しくなるって」
「そうか?」
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Reservoir Amulet2