06
「ちょっと触発されたのかもな」
「触発?」
「だって、あの飛龍さんと輝夜さんが今では結婚式挙げるなんて、いつの間にそこまで進んだんだって感じだろ?」
「そうね」
前に奇妙な縁で出会った頃の、付かず離れずだった二人を思い出す。
素直じゃなくて強がりで、仲良く喧嘩ばかりしていた。
あの二人が、夫婦になるなんて。
そう願っていても具体性の無い、夢のような話だったのに。
今では当たり前のように、現実として受け止められる。
「蒼さんと華憐さんも、俺は直接会った事は無いけど……。騎士と女王だもんな。結ばれるのは大変だっただろうし」
「……うん」
それでも、多くの事を経て恋は叶った。
どんなに近くても決して恋人同士にはならないと思われていた二人が。
忘却と嘘と旅の果てに。
同じ場所へ還り着いた。
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Reservoir Amulet2