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「だ、大丈夫だって!あんまり考え込んじゃ駄目だよ」

「蒼のことだ。こう言っている内にふらっと現れるかもしれん」

「そうそう。ね、だから華憐。疲れてるだろうし、今夜はもう寝ちゃいなよ」

気遣うように言われて、大人しく頷く。

「うん、分かった」

「貴女の不安を煽ってしまって申し訳無い。また来よう」

「ううん、私は大丈夫。お休みなさい」

心配そうな顔の信武と阿紋が出て行くと、静寂が訪れた。

着替えようと服に手を掛けた時、何かが音を立てて床に落ちた。

「あ……」

足元を見て、心臓が大きく鳴った。

青い小さな宝石が光るペンダントは、以前蒼から貰った物だ。

慌てて両手で拾い上げて、その輝きを見詰める。

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Reservoir Amulet2