03


不思議な青年だった。

会った記憶なんて無いのに、どうしてこんなに親しみ易いのだろう。

「あの、貴方は……」

「僕?僕はね、君と同じ名前なんだ」

「……ゆめ?」

青年は悪戯っぽい顔をして頷く。

「そう。僕の名はソムニウム。ソムニって呼んで」

ソムニウム。

ラテン語で夢という意味だっただろうか。

本名なのか、からかわれているのか。

疑っても良い筈なのに、彼の言葉はどうしてかすんなりと受け入れられた。

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Reservoir Amulet2