05
「疲れちゃったの?現実に」
「……はい。そんなところです」
「そっか」
素直に呟くと、優しい微笑が返って来た。
「じゃあ、ちょっと話そうか。まずは君の話を聞かせて」
招かれるまま、近くにあったベンチに並んで腰を下ろす。
「何かあったの、結芽ちゃん。辛い事とか悲しい事が」
「いえ、特に大した事があった訳では無いんですけど」
促され、結芽は躊躇いながら口を開いた。
「何だか忙しくて余裕が無くて……。少し疲れちゃった感じです」
「そうなんだ。じゃあ、夢や幻想で遊んだりも出来ないよね」
「え?」
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Reservoir Amulet2