伊地知と
「お待たせしました」
「ああ、律子さん。どうぞ」
1年生の授業後、任務へ向かうため補助監督の伊地知の用意した車へ向かった律子。
主に虎杖や釘崎からの質問攻めをかわしてきたものの、数分遅れてしまった。
「1年生の授業だったんですよね? お疲れ様です」
「ええ、でも初対面だったので授業より自己紹介の方が長かったですよ」
そんな雑談をしながら車を発進させ、移動中に任務の概要を伊地知から説明される。いつも通りだ。
「ところで伊地知くん、明日休みでしたね?」
「え? ああ、はい、そうですが……」
「では今夜そちらに伺います」
「えぇっ!?」
「何か問題が?」
「いやっ、それは、特にないですけど……ど、どうして突然?」
「最近会えていなかったでしょう、任務ばかりで。五条さんの差し金ですが」
「ああ、そうでしょうね」
「たまには恋人らしく過ごしたい、それが理由です。問題があれば検討するので言ってください」
「こッ……そう、ですね、問題ないです」
「ではそのつもりで」
「は、はい……」