ペット
「前から思ってたんだけど、五条って真実さんに甘くない?」
2年生との特訓後、グラウンドで各々休んでいたところで釘崎がそう言った。
話題に上がった真実はといえば、先ほど行ったジャンケンに負けてパンダと一緒に自販機へとパシられている。
「おー、そうだな」
「しゃけしゃけ」
真希と棘は頷いた。
「あっ、それ俺も思った。この前五条先生が任務で地方行ったらしいんだけど、真実先輩だけお土産多めに渡されてたわ」
「何貰ってたのよ?」
「よくわかんねえ民芸品みたいな置物」
「いらねえ……」
「何か理由でもあるんですか?」
虎杖の思い出した話を聞いて、伏黒は2年の2人に聞く。
「さあな。でもアイツ、悟にはペット扱いされてんだよ」
「ペットぉ? 女子生徒をペット扱いとかキモすぎだろ」
「ツナツナ、いくら」
「え、真実先輩って犬っぽいの?」
「どちらかと言うと猫な気がしますけど……」
結果、真実が犬か猫か議論は犬派2人、猫派3人で学年ごとに分かれた。
「おーい飲み物買ってきたよー」
「サンキュ。真実、お手」
「わん」
戻ってきた真実からペットボトルを受け取ると、すかさずお手を要求した真希。真実は自然と差し出された手に自身の手を置いていた。
「ほらな、犬だろ?」
「マジか……」
「真希どうしたの?」
「アンタもだよ。何で自然にお手してんのよ」