儀式
※非人道的な行為、異物挿入系が苦手な方は読まれないことをおすすめします。
※人によっては嫌悪感を抱くような内容になっていますのでご注意ください。
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「今日はさ、オモチャを使ってみようと思うんだ」
「オモチャ……って、大人のオモチャってやつ?」
「そ。何使うかは後でのお楽しみだから」
どうやって手に入れたんだろう。真人の仲間内には夏油さんくらいしか買い物ができる人はいない。重面くんはあの性格であの格好だし。まさか夏油さんに買いに行かせたのか……!?
「集中してよ」
夏油さんかわいそう、でも頼まれて素直に買いに行くとは思えないし通販か? なんて考え事をしていたら真人に押し倒される。
もう慣れたものだった。今までは真人が最初にアジトにしてたトンネルだったけど、最近はマンションの一室――なぜか壁一面が血塗れ――で遊んでいる。真人もついに常識というものを身に着けたんだろうか。
それはそうと、真人は要領が良いのか何回かヤッているうちになんかすごくセックスが上手くなっていた。しかも毎回同じプレイはしないという、無駄なポテンシャルを発揮している。私は飽きっぽいからただヤるだけなら最低限の性欲を満たす目的以外じゃしなくなってただろうけど、今日はどんな感じなのかなとか、正直ちょっと楽しみでもあった。
でもさ、さすがに"あんなの"は考えもしなかったよ。
*****
「入れるよ」
そう言った真人さんは私に見えないように"オモチャ"を中に入れた。
何かが入れられる感覚があるけど、それが何なのか全くわからない。大人のオモチャって言ったら電マとかローターとか、あとはディルドとか? そのあたりのメジャーなものだと予想をつけていたんだけど。
「うーん、とりあえず3個くらいかな」
「ね、何、入れてるの?」
「何だと思う?」
真人は性格悪そうないつもの笑顔を浮かべた。あーこれ絶対まともじゃない変なもの使ってる、でも何だろう、感触としては若干硬めな感じだけど――
「少し大きくしてみようか」
「えっ、大きくって……」
まさか、
「ま、待って!?」
真人が大きくできるもの、魂を持つもの、つまり生物だ。それでいて3個は膣内に入れられる、真人が手のひらくらいのサイズにしている生物。そんなの、もう1つしかない。
「あれ、もうわかっちゃった?」
「ひっ……ぅ、ぐっ」
さすがに反射的な嫌悪感を感じてえずく。嘔吐こそしなかったものの胃液が逆流する感覚があって、咄嗟に口を押さえた。
「どんな感じ? 吐いてもいいよ?」
真人は私の顔の前に両手を差し出す。えっ、そこに吐けと? 嫌すぎる。
「う……っ」
「最高だね、その顔。そうそう、そういうのが見たかったんだ! さすが真実は期待を裏切らないよね」
「に、人間、入れた、の」
「わかってるくせに」
「ふ、はぁ……何で?」
「俺オモチャ使うって最初に言ったよ?」
「いや、オモチャも色々あるのに、何で人間?」
あぁ、そういうこと、と納得したのか真人はまたにっこり笑った。
「産んでみてほしくて」
「は?」
「俺が作った人間を真実が産むんだ」
とんでもないこと言い出したな。真人のことちょっと知った気になってたけど、こんなの全然予想外だった。
「俺たちの子供だよ?」
人間って、小さい人間のことを"子供"って言うし、とか言っている。
「えっ、いや、怖っ、ていうか重っ」
どういう理屈? 思わず全部言葉に出てしまった。
「人間は女にしか産めないんでしょ?」
「いや、人間は外から人間入れたりしないよ」
「俺、呪霊だし」
理屈っていうかほぼ屁理屈だった。
「まあとりあえず1回産んでみなよ」
「出産させようとしてる奴の発言なの、それ……」
とはいえ真人が素直に出すとも思えないし、私が手で出すのも止められるだろう。
こんなの中から出すだけだ。人間の出産とは全く異なるものだし、もうオモチャとして受け入れる方が早い。
「早く早く」
なんでちょっとワクワクした感じで見てくるんだ。なんか恥ずかしくなってきた。
腹に力を入れて押し出そうとすると、ちょっとだけど中の物が動く感覚があった。
「おっ、頭出てきたよ」
「頭あるの!?」
真人が小さくした人間って頭しかないような形だけど。
「雰囲気だよ。あーあ、ぬるぬるになってるね。真実も言ってる割に興奮してたんじゃん」
「いや、生理現象だと思うけ、ど……っ」
半ばヤケクソで出していると、1個だけ出て行ったのがわかった。コトンと床に落ちる音が聞こえる。
「よしよし、がんばったね。あと2人だよ」
「お、奥のは、ちょっと難しくない……? 動かないよ」
「そう? じゃあ少し手伝ってあげる」
「あっ、う、っん」
真人は中に指を突っ込んで、改造人間の位置をずらした。ついでにわざと内壁をこすっていくからつい声が漏れてしまって、満足そうな顔で笑われる。
「はっ、あー……も、すこしなのに……っ!」
「そうだね。ちょっとだけ見えてるよ」
私の両足を持ち上げて分娩台役になる真人にそこを覗き込まれる。
「み、見すぎ! 恥ずかしい!」
「見るために入れたのに。まあそんなに見られたくないなら戻しちゃってもいいけど」
真人は膣口に顔を近づけて、舌を伸ばして改造人間を中へと押し込んでいく。
「や、やだ、出せなくなっちゃうってば」
「ふふ、わかったよ、ちゃんと産んでね?」
「ん……」
もう頷くしかなかった。
早く出したくて、力を入れすぎて息が上がる。気づいたら汗だくになっていて、これじゃまるで本物の出産だ。いやでも痛みは全くないからそれは言い過ぎか。
「はぁっ、で、てる?」
「うん、順調……おっ、2人目だ!」
今度は床に落ちる前に真人がキャッチしたのか、粘液でべとべとになったそれを見せつけられた。
「見せなくていいから」
「うん、3人揃ってからがいいよね」
そういうことじゃないんだけどな。
「うぅーっ! ん、はぁ、無理、奥のは出せないって……」
そう言うと真人はまたニコニコしながら指を突っ込む。
「うっ、ふぅ、ぅぐ……」
「あっ、"ひっひっふー"じゃなかったっけ? こういうの」
「いやもうそういうレベルじゃないから、あ、あー、出そ、う、うぅ……っ!」
「お、慣れてきたね」
ずるりと中から物が出ていく感じがした。それをまた真人がキャッチする。
「よくできました。見て見て、元気な男の子――女だっけ? 忘れちゃった。どっちがいい?」
「人間じゃない方がよかった」
「あれ、もしかして呪霊産みたかった?」
「違うよ! もう、バカ! 真人バカ!」
「ひで〜」
ケラケラ笑っている真人。今回は1発くらいぶん殴りたかったけど、思ったより体力を持っていかれてて無理だった。
「これで俺たちもう夫婦だね」
「……えっ?」