泣き止んだ静華は満足するまで俺の後ろ髪を引っ張った。彼女曰く"しっぽ納め"だという。もしかして長髪のまま方がよかったのか? ともあれ無事に家まで送り届け、俺も自宅へ帰ることにした。 来た道を引き返そうと振り向くと、静華の家の向かいにも一軒家が建っていた。 そういえば、静華の言っていた幼馴染くんは向かいに住んでいる子だと言っていたな。 ここの子が彼女の幼馴染かと思い出し、なんとなく表札を見た。 目に入ったのは"鳴宮"の文字。 「……なるほどな」 俺の中ですべてが繋がってしまった。
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