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部活を終えた後、妹尾たちと更衣室を出たところで遼平に捕まった。
「静華、一生のお願い!」
「えっ」
両肩をがっしり掴まれたと思ったら、いつの間にか目の前に遼平の顔が。近っ。
「早気って、どうやったら治るのか教えてください!!」
「山之内くん近すぎるから!」
ゆうなに後ろから引っ張られ、遼平と離された。
「うわぁっ、ごめん!」
「いいけど。遼平も早気になったの?」
「俺じゃなくて湊の! 静華はずっと協力してくれてたって湊に聞いた! そんで、俺も湊の力になりたい!」
「私が知ってる早気対策は、全部湊に伝えてあるけど」
「うっ、そうだよなぁ……」
「でも、遼平が手伝ってくれたら湊も喜ぶと思う。私でよければ協力するよ」
「静華ーー!!」
子犬の顔をした大型犬に飛び付かれた。
*****
「死ぬかと思った」
「ご、ごめん! ケガしてない!?」
「大丈夫。あ、そういえば静弥は?」
「先に帰ってるって。静弥にも聞いてみようと思ってたんだけど、また今度かなぁ」
妹尾たち3人と別れた後、遼平との帰り道。さっきの発言に至る経緯を話してくれた。
遼平は湊が入部してすぐ、早気のことを軽率に話題に出してしまったのを気にしているみたいだ。
「まあ、湊が早気になったのも昨日今日の話じゃないし、遼平が言ったことは気にしてないんじゃない?」
「そうかもしれないけど、俺が気にするよ。小野木ともすぐ喧嘩になっちゃうし。団体戦、皆で仲良くやりたいのになぁ」
遼平の頼みは何故か断れないと湊がいつか言っていたけど、すごくわかる。
「遼平はいい奴だね」