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模擬試合は男子チームから引き始めることになった。
試合でも審査でも、入場の動作もしっかり覚えなくてはいけない。とはいえ遼平以外は試合経験があるから基本は大丈夫そうだったし、トミー先生は体配をよく教えてくれていたから問題なく進んでいる。
が、的中率はイマイチだった。
続く女子混成チーム。トミー先生と雅貴くん、妹尾は皆中。乃愛とゆうなは羽分け。
結果、男子チーム12中、女子混成チーム16中でこちらの勝利だ。
「というわけで、お前たちは下僕だ」
雅貴くんがどこからか出してきた下僕Tシャツに着替えさせられた男子たちは、矢道の草むしりをさせられている。
ちなみにトミー先生はぎっくり腰が再発して保健室に運ばれていってしまった。
「似合うぞー、
「なんか、地下アイドルのコアなファン向けドキュメンタリーみたいだね」
「静華まで何言ってんの……わかんないし」
ゆうなにツッコまれたけど、Tシャツどころか麦わら帽子までお揃いで用意されているのだから、なんかこう……絵面が面白いなぁなんて、のんきに眺めていた。
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「やっぱ納得いかねえ! リターンマッチだ!」
ギスギスした雰囲気の草むしりに耐えかねた男子たちは、海斗を筆頭に再戦を申し込んできた。
「でもなあ、試合は試合、結果は結果だからなあ。森岡先生も腰をやってしまったし」
「静華がいるじゃないすか!」
確かにそれなら5対5で引けるが、再戦したところで正直負ける気はしない。
「なら、時間もあまりないし、静華と海斗で射詰競射にでもするか?」
「ちょっとタンマ! 射詰なら男子チームからは部長が出るっしょ」
七緒が雅貴くんの提案に待ったをかけた。多分的中率で静弥を推薦したんだろう。けど、
「あ、それはだめ。決着つかないから」
「そうだね。中学のときに一度やったことがあるけど、あたるのもはずすのも同時だったんだ」
私と静弥は一度顔を見合わせて、それぞれ断った。
「ああ、そんなこともあったな。あれはすごかった」
湊はのんきに懐かしんでいる。
「――だそうだ。本番でも結果を覆すことはできないんだから、受け入れ、反省し、糧にして、成長に繋げることだな」
雅貴くんがまともなことを言っている。そして急に正論を言われて海斗は言葉を詰まらせた。