部室で-2

裸エプロンならぬ裸制服にさせられた愛生は、二階堂が脱ぐのを待っていた。

「永亮のパンツは私が預かるから」

二階堂が制服のスラックスを履き直している間に、机に置かれたボクサーパンツを自身のカバンに突っ込む。別にいらないけどとは思いつつ、なんとなく仕返しがしたかった。

「それで、次はどうすればいいの?」

「ん」

二階堂は前ならえをするように両腕を愛生に向けて伸ばす。愛生は少し迷った後、二階堂に正面から抱きついた。

「合ってる?」

「うん」

軽く触れる程度にくっついていた愛生の背中に腕を回し密着させた二階堂は、そのまま愛生の身体をいやらしい手つきで撫で始めた。

「はぁ……、愛生さん……っ」

「っ、ねえ、変態っぽいよそれ」

二階堂は腰を動かして愛生の身体に性器を擦り付けていた。

「だから、愛生さんだってこういうの好きでしょ」

スカートの上から尻を揉んでいた二階堂の手が、その中を探ろうと攻め入る。

「っは、愛生さん、すげえ濡れてんじゃん」

「だって永亮が、ぁ、んっ、それ……っ」

「愛生さん、ここ持ってて」

二階堂は愛生にスカートの裾を持たせると、その場にしゃがんだ。

「やだ、永亮、これ恥ずかしい……!」

「恥ずかしくない。裾ちゃんと持っててくださいよ」

しゃがんだままの二階堂は愛生の片足を持ち上げると、間に頭を突っ込みそこに舌を這わせた。

じゅるじゅるとわざと音を立てて吸うと、二階堂の狙い通り愛生は更に恥ずかしがる。

二階堂の頭をやんわりと掴みながらも快感で足を震わせる愛生の姿を見て、二階堂は早くも我慢の限界だった。

「ぅ、んっ、ん、永亮、いく、いく、ぅ……っ」

愛生は声を出さないよう口を押さえて達したが、どうしても漏れ出てしまう吐息や声に二階堂の興奮も加速する。

「はぁっ、はぁ、ん……っ、いっちゃった……」

少し脱力して快感の余韻に浸る愛生。そのとろんとした表情に二階堂はたまらなくなり、その場に立ち上がってキスを落とした。

「んん……っ」

愛生は二階堂のシャツを掴んでそれに応える。唇を離すと、愛生は二階堂への反撃を試みた。

「ねえ、永亮のも舐めていい?」

「っ、ああ」

床に膝立ちになった愛生は、制服の上からそこを撫でたが、すぐにチャックを開けてその隙間から性器を取り出した。

「ズボン脱ぎたいんだけど」

「この方がノーパン感あるでしょ」

「いる?」

「いる」

まあ愛生がいいならいいけど、と結論づけて、二階堂は身を任せた。

「ん、んん……」

愛生は二階堂の性器をゆっくりと喉奥まで咥え込み、それからまたゆっくり引き抜いた。

再び咥え込むと、今度は舌を動かして刺激を与える。

「あっ、愛生さ、それやばい……!」

二階堂は口を押さえ、すぐにでも射精してしまいそうなところを我慢していた。

そんな二階堂の反応を見て満足感を覚えた愛生は、竿を手で扱きながら睾丸の方までもを舐めていく。ときどきそれを口に含んでは、びくりと反応する竿や腰を見て興奮を高めていった。

二階堂は快感に浸りつつ、ときどき少し苦しそうな表情を見せる愛生の頭を撫でる。自分を気持ち良くさせたくてこんなことをしてくれるんだと思うと、愛おしさと劣情でどうにかなりそうだった。

「愛生さん、もういい」

「ん、入れる?」

愛生はいったん口を離し、頷く二階堂を見上げた。

「バックでいい?」

寝転がれる場所はないし、支えになる机がある。愛生はそう提案したが、二階堂は首を振った。

「顔見たい。机座って」

二階堂の指示通り、机に腰をかけた愛生。愛生は膝を合わせて座ったが、二階堂はすぐに両膝を掴んで足を開かせた。

まだスカートで隠されてはいるものの、その中は二階堂のせいでノーパンだ。見えていなくても、恥ずかしいものは恥ずかしい。

同じくノーパンの二階堂はもはや開き直っているのか、勃起した性器がスラックスのチャックの間から出ていても気にしていなかった。というか、そんなことを気にする余裕もない。

「愛生さん、入れるよ」

「うん、っふぅ……う、んん……っ」

「はぁ……っ」

「ん、あっ、すごい、入って……」

二階堂は挿入するときの愛生の表情が好きだった。

最初は少し眉根を寄せて身構えるような様子だが、腰を押し進めると声が漏れ始め、縋るような表情でシャツを掴んでくる。

「痛くない? 動いていい?」

「ん、大丈夫、っんん、う、あ、っふ、やっぱ大丈夫じゃない……っ」

余裕がなくなりどんどん行為を進める二階堂。

「っ、愛生さんごめん、止めらんねえ」

二階堂は"大丈夫じゃない"という愛生の言葉に一瞬焦ったが、愛生の様子を見て我慢は無用だと思い、腰の動きを速くした。

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