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御影さんは俺の前にしゃがみ、ためらいもなく俺のズボンのベルトを外した。そしてそのまま前を開けていく。

人にズボンを脱がされたことなんてないから、興奮しているとはいえやはり恥ずかしい。

すでに大きくなっているそこは、先走りでボクサーの布を濡らしていた。

「来栖くん、してほしいことがあれば言ってくださいね? その状態で我慢するのはつらいでしょうし」

「はい……じゃあ、あの、触ってほしい、んですけど」

「どこを?」

「えっ?」

「ふふ、冗談です」

そんなことを言いながら、御影さんは俺の下着をずり下ろし、性器を露出させた。

俺だって自慰くらいするけど、自分でも驚くくらいそこはビンビンに勃っていた。

「すごい、大きいって言われませんか?」

「いや、人に見られたの、初めてなんで……」

先端から出ている先走りをローション代わりに、御影さんの指がそこを撫でていく。

「……っ!」

思わず口を押さえて、声が出そうになるのを我慢した。

「声、出した方が楽ですよ?」

「ん、は、恥ずか、しくて……っ」

「僕しか聞いてませんから」

「いや、それが恥ずかしいんだって、あっ、んっ……!」

あまりの快感に、勝手に腰ががくがくと震える。

薬の効果がすごいのか、御影さんが上手いのか……多分両方なんだろうけど、考え事をしている場合じゃない。

それにもうイキそうだ。

「あ、あ……っ御影さ、んんっ、も、イキそう……っ」

「いいですよ、好きなだけ出してくださいね」

そんなに甘やかさないでくれ。理性がほんとにギリギリのところまでキている気がする。

まだ触られてから何分も経っていないというのに、あっという間に俺はイかされてしまった。

この異常な興奮から察していたが、1回出したくらいで治まるようなものではないらしい。

「いっぱい出ましたね。この際ですから、来栖くんが満足するまで付き合いますよ」

俺が出した精液まみれの手を、見せつけるように俺の目の前に出してくる御影さん。

「御影さんは、いいんですか? 俺ばっかりじゃ……」

「来栖くんはこっちに集中してください」

御影さんは興奮していないのかと彼の股間を見ようとするも、パーカーの裾で隠れて見えなかった。

精液で濡れた手でイッたばかりのそこを軽く握られ、また情けない声が出てしまう。

いつもなら射精後とっくに萎えている頃だが、今日はまだ、いや、さっきよりもさらにガッチガチになっている。

そういえば、彼は最初に"手と口で"と言っていた。

「御影さん、あの、口でしてくれるっていうのは……」

「興味ありますか?」

「とても」

「ふふ、正直ですね」

即答すると、御影さんは少し驚いたようだが、すぐに笑って俺の股間の方に向き直った。

それから彼は口を開けて、ギンギンに反り立った俺のを先端から咥えていった。

反射的に引け腰になり、背中が後ろに反ってしまう。

あったかくてぬるぬるだ。でも舌は少しざらついてて、咥えたまま上下に動かされて、よくわからないけどめちゃくちゃ気持ち良い、ヤバイ。

「御影さんっ、あっ、くっ、い、いく……っ」

無意識に、御影さんの喉の奥までを突くように、彼の頭を押さえたまま腰を突き出してしまっていた。

「ん"うぅっ!? ごほっ、んぐぅう……」

そのまま御影さんの口、というか喉に直接射精してしまった。

俺も大概情けない声を出しまくっていたが、彼からも聞いたことのないような苦しげな声が聞こえてくる。

御影さんを見ると、俺のを咥えたままの口の端からは、咳き込むと同時に出したばかりの精液が漏れ出ていて、苦しそうな表情のまま顔を真っ赤にして、両目には涙が溜まっていた。

「っ、ごめんなさい! 御影さん、大丈夫ですか!?」

俺はハッとして、頭を押さえてしまっていた手を慌てて離した。

口から性器を抜いた後も、彼は少し咳き込んでいて、無意識とはいえ強引にしすぎたことを反省する。

御影さんは精液や唾液でだらだらになった口元を拭いつつ、荒くなった呼吸を整えていた。

「ん……大丈夫」

「でも……っ」

「ほんとに大丈夫ですよ。それに、まだ治まってないみたいですし」

彼の言う通り、俺のはもう2回も出したというのに、まだ硬さを保ったままでいた。

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