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【梅視点】
お登勢さんから紹介された万事屋とやらに早速来てみたが、
「あの、すみませーん……無事ですか」
玄関が破壊されていた。
中からの返事がないので、とりあえず入ってみる。
「お邪魔しまーすよー……?」
爆撃でもされたのか、木屑やら何やらが散乱しているが、居間に入ると、玄関ほどは荒れていなかった。窓は破壊されているが。
「梅様、こんな所でどうされましたか?」
「あ、たまさん」
箒を持ったたまさんが居間の横にある部屋から出てきた。
「お登勢さんにここが万事屋をやっているときいたので、ちょっと依頼に――」
言った瞬間、
ガタガタッ
と、居間に置かれた低めのテーブルが突然動いた。
「そうでしたか。では、私は下に戻りますので。……お気をつけて」
「あの、今なんか鳴りましたよね? スルーしましたよね? あとお気をつけてって何ですか!?」
たまさんは行ってしまった。
「あの、誰かいるんですか……?」
恐る恐るテーブルの下を覗き込むと、
「…………」
青い顔をしたメガネの少年と、そっぽを向いて口笛を吹くチャイナ服の少女がいた。