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そんなこともあったなと思い出しつつも、今では何事もなく一緒に風呂に入っている。
……いや、何事もないわけではないが。
件の日から、一緒に入っていて勃起することが増えたのだ。何故だかはわからないが。
気持ち悪くないと言われて油断しているのだろうか。
「あ……おにーちゃん、またかたくなってる」
「……すまない」
今日もそうだった。
こうなるのは大概両親とも帰りの遅い日だ。完全に油断している。
「おにーちゃん、えと……する?」
「ああ……頼む」
どこから仕入れた知識なのか知らないが、亜依はこうしてオレの"興奮"に付き合ってくれるようになったのだ。
風呂場用の低い椅子に座るオレの上に背中を預けるように座り、その白く柔らかい太ももでオレのを挟み、亜依は膝を擦り合わせる。
「あ、ふ……おにーちゃん、きもちい?」
「ああ、気持ち良いのだよ」
亜依も自身の秘部にオレのが擦れているのか、頬が赤く上気し息も荒くなっている。
「亜依……っ」
「んやっ……おに、ちゃ、それ、なんか、へん、だよぉ……っ」
後ろから亜依の膨らみかけの胸を持ち上げるようにして揉んだ。
「あっ、や、やだ、だめっ」
「亜依も気持ち良いか?」
「ん、わかん、ない……っ、でも、おなか、へんなかんじ、する……」
「これはどうだ?」
左手を伸ばし、亜依の小さな陰核を軽く摘まんだ。
「ひあぁっ、それ、だめぇ……っ!」
太ももを締める力が強くなり、そこに感じる亜依の愛液。
流石にこれはまずいかとも思ったが、我慢できず、亜依の膣口に指を這わせた。
「んあっ、おにーちゃ、ん、そこ、むずむずする……」
小さな身体を更に縮こまらせながら、亜依は上目遣いでオレを見た。
「……少し痛いかもしれないが、我慢するのだよ」
そう言って、指を一本中に入れた。
「あ、あ、いたいっ、おにーちゃん、やだ、いたいよぉ……っ!」
「もう少しなのだよ」
亜依の大きな目から涙が零れた。罪悪感に苛まれるが、それも一瞬のこと。目の前のことに脳は働くのだ。
「亜依、大丈夫か?」
指が奥まで入ったところで、一旦動きを止める。
「ん……も、いたくない、けど……なんか、へん……」
「だんだん気持ち良くなるのだよ」
「ほんと……?」
「ああ。動かすぞ」
「んっ、ふぁっ!? なか、あっ、うごいて、る……っ!」
亜依の狭い中をかき混ぜるようにして激しく指を動かした。
「んっ、んぁあ! ふあ、らめっ、ひゃあぁ!」
身体をよじらせ感じながらも、オレのものをはさむ太ももの動きは止まらない。
オレもそろそろだと感じ、亜依の中の上壁を指の腹で引っかいた。
「あっ、あゃ、やだやだっ! なんかっ、でる、でちゃうっ、ふあっぁあ!」
「く、っぁ……っ!」
亜依は一際高い声を上げて、秘部から透明の液体を勢いよく出した。
それと同時に、亜依の太ももを白濁が汚した。