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「何だ……この疲労感、というか敗北感は……模擬戦ですら味わったことがないぞ」

「気持ち良くなかったですか?」

「いや、そういうことではなくてだな……」

「気持ち良かったんですね、グラハムさん」

「………………ああ、気持ちよかった!! これ以上ない程にな!!」

ヤケになって真っ赤な顔のグラハムさんは叫んだ。というか、

「あの、グラハムさん、また勃ってますけど……」

「何っ……」

気まずそうに目を泳がせたグラハムさんは、しかし急にニヤリといやらしい笑みを浮かべた。

あれ? この流れは――

「試させてもらおうか、亜依のトレーニングの成果とやらを」

いつの間にかいつもの表情に戻っていた。

「よし。今度は君がこっちに座る番だ」

拒否権はなさそうだ。グラハムさんはイスから立ち上がり、私と場所を交換した。

私が座るやいなや足を大きく開かせて、中心に顔を寄せる。

「フッ、濡れすぎじゃないか? それほどまでに私を辱めるのが楽しかったのか?」

それとも、私の潮を浴びて興奮したか、と意地悪く聞くグラハムさん。

全部当たってるから言い返せないけど、こうして言葉で辱められることも今は興奮材料にしかならない。

「答えないのなら残念だがイカせてやることは……いや、寸止めは先程嫌というほどされたしな、今度は何回イケるか試してみるか、亜依」

これから始まる復讐に少しの期待を抱きつつ、果たして明日無事に出勤できるのか不安になった。


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これは元々銀魂の銀さん夢で書いてたのでちょっと違和感があるかも……?
以下補足です。
夢主はカタギリの妹です。技術屋かパイロットかはどちらでも。見た目はそこまで似てないイメージ。
カタギリはグラハムとの交際に何かと口を出していそう。

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