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【境界線上のホライゾン】ノリキ/女主(梅組生徒)
・原作V中の土下座バトルちょい前あたり
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【亜依視点】
ホライゾンの突然の"浅間様の真似"からすぐ、
「みんな、この手のネタ好きだよね」
すぐ横に座るノリキ君にそう言ってみる。
「……梅組だからだろ」
「……そうだね」
したくない納得が、自分を棚に上げた二人の間に成立した。
そして再び通神帯に目を戻すと、今度は巨乳による肩凝りの話になっていた。
「私、そんなに大きくないから、あんまりわかんないなあ……」
「……、そうか」
ノリキ君は少し考えるようにした後そう言った。
私は、結構思ったことをすぐ口に出してしまう方だ。
少し恥ずかしい。
そんなことを考えていると、ノリキ君が
・労働者:『……しかし、自動人形も肩凝るのか?』
見た瞬間、少しドキッとした。
自動人形っていうのは、つまり―――
・女 衆:『うっわ! 氏直さんが気になるんだ!』
……やっぱり、気になるのかなあ……。
だが、ノリキ君の表情に変化はない。
・粘着王:『茶化すでない! ノリキは真剣なのであるぞ……!』
・いんび:『そうだよね! 恋愛とは、いい加減な気持ちで扱ってはいけないんだよ!?』
・女 衆:『……はい……』
恋愛……か……。
そりゃあ、まあ、ノリキ君自身がこっちを選んだとはいえ、氏直さんとは許婚のような関係だったのだ。気にならないはずはないだろうと思う。
でも。