F 坂田銀時
銀さんが保健教師 学パロ
【#name2#視点】
「あら、#name2#ちゃん! 風邪はもう治ったの?」
「おはようお妙ちゃん。もう大丈夫だよ」
2日ぶりに登校し、教室に入ると、最初に話しかけてきたのは友人であるお妙ちゃんだった。
雑談をしながら、入り口から少し離れた自席へ向かう。
「あっ、#name2#、おはようアル! もう大丈夫アルか?」
「おはよう神楽ちゃん。心配してくれてありがとう、大丈夫だよ」
鞄を置くと、隣の席の神楽ちゃんも会話に加わり、ほんの2日とはいえ懐かしさを感じる。
少し話していると、そろそろチャイムが鳴るからと言って、お妙ちゃんは自席へ戻っていった。
「――あれ、1時間目って何だっけ」
「多分保健アル」
「あ、そっか。休むと曜日感覚無くなるなあ」
「#name2#らしいアルな」
一体それはどういう意味なのか神楽ちゃんに問いたかったが、授業開始のチャイムと同時に先生が入ってきたので、会話は中断した。
「新八ー、号令」
「きりーつ、気をつけー、れーい」
「お願いしまーす」
保健の担当をするのは、ちゃらんぽらんで有名な坂田先生だ。
死んだ魚みたいな目から察せられるやる気のない性格だが、生徒からの人気はそこそこ高く、結構接しやすい先生。
体育の授業は男子しか受け持っていないのでよくは知らないが、運動もかなり出来るらしい。
そんなことを考えてぼーっとしていると、不意に肩をぽんぽんと叩かれた。
「へ?」
間の抜けた声を出しながら横を見ると、そこにはいつの間にか坂田先生がいた。
「#name2#、俺の話聞いてなかったでしょ?」
「えっ、あ、すみません!」
慌てて謝ると、先生は「しょうがねェなー」と言いながら教卓の方へ戻っていった。
「ごめん神楽ちゃん、先生さっき何て言ってた?」
「#name2#が休んでた時のプリント持ってきてたネ。あと放課後に補習するから来いって。食われないようにネ」
「補習? あー、そっか、ありがとう。いつもごめんね」
「銀ちゃんの話なんか聞くより#name2#とお喋りする方が楽しいから別にいいアル!」
天使だ。先生、天使がいます。
……ところでさっきの忠告はなんなんだろうか。"食われないようにネ"って。
「そこのチャイナ娘ー廊下に逆立ちしてろー。じゃあめんどくせーけど授業始めまァす。教科書のー……あ、教科書講師室に忘れたわ。つーワケでオメーら自習な」
聞くところによると、坂田先生の魅力には自習時間の多さも含まれているらしい。
*****
なんだかんだで、何事もなく授業が終わった。
ちなみに、今日の授業内容は"性感染症とその予防"だ。
こういう話になると騒ぐ男子もいるが、私は逆に性への興味が薄れていく。
……話が生々しいんだよなあ……。
1時間目から若干テンションが下がったが、何とか一日無事に過ごした。