@ 一線を超える-2
焦らすように指先を動かす#name1#。
数分触って飽きたのか、パンツを下ろそうと腰のゴムに手を伸ばす。
「おい、ちょっと待て!」
「え?」
何故止めるんだとでも言いたげな表情だな。
「お前、本気なのか?」
「さすがに、冗談でここまでしない」
そりゃそうだが、そうじゃないだろう。
「そうじゃなくてだな、その、#name1#はいいのか、俺で……」
「うん。……その言い方、"俺はいいけどお前はどうなんだ"って感じだね。むしろ、折木が私でいいなら嬉しい」
そういうことを言ってるんでもなくて。
……いや、しかし#name1#の言う通りだ。俺はさっきからずっと"このまま先に進んでいいのか?"を考えている。
もちろん本能的な部分もあるが……認めよう、俺は#name1#を、まあ、憎からず思っている。
「私は折木のこと好きだよ、知ってると思うけど」
「いつも言ってるあれは、本気だったのか」
「うん」
#name1#は少し恥ずかしそうに目線を逸らした。
一気に熱が集まってくるのを感じた。股間じゃない、顔だ。
「じゃあ、気を取り直して」
#name1#は今度こそ、俺のパンツを脱がした。
「えっと……失礼して」
何度か両手をゆらゆらと空中で彷徨わせた後、#name1#は俺のを握る。
「っう……!」
「こう? 気持ち良い?」
「ああ……」
俺はあまり頻繁に処理する方でもないし、したとしても手短かに済ませることがほとんどだ。それに、適当な画像や動画をさほどの思い入れもなく見て出すだけだった。
「っ待て#name1#、それはーーあっ……!」
ゆるく握って上下に扱いていただけのはずが、#name1#は急にそこに顔を寄せ、口を開いた。そのまま咥えられる。
思わず腰が引けてしまい、腹筋に力が入った。
「ん、ん……」
それから、どこまで入るかを試すように、#name1#はどんどん咥え込んでいった。
「ん"、っうぅ……ぉぇ、ん、ふ」
「う、あぁっ、はぁっ、#name1#、奥、っああ、それ……!」
「んん……っ! んっ、んっ、ぅ、ふぅ、っ」
俺は#name1#の頭を軽く押さえて、腰を前後に動かした。
「#name1#、悪い、止められんっ」
「ぅん……っ」
息苦しさで涙目になっていた#name1#。それでも必死に咥えようとしていて、それがたまらない。
それからすぐに、俺は情けない声をあげて射精してしまった。
「うぅぇ〜……」
#name1#は涙目で俺を見上げた。口元には溢れた精液が垂れている。
「悪い、口の中に出す気はなかった」
「こんなに出したのに?」
手のひらに吐き出された精液は小さい水溜りを作っている。こんなに出たのは初めてだ。
「……それだけ気持ち良かったってことだ」
「ふぅん。じゃあ、もういっかい勃ってね」
「えっ」
「まだ入れてないでしょ?」
「待て、無理だ! こういうのは1回出したらすぐには復活しないもんなんだよ」
1度出してぐったりと頭をもたげたモノを、#name1#は遠慮なく握ってきた。
「入れたくないの?」
「入れ……っ」
たいに決まってる。
*****
俺は#name1#に押し倒されていた。
「……逆じゃないか?」
「逆がいいの?」
「ああ」
「そう」
#name1#は身体を起こして俺の上からどいた。
形勢逆転。この頃には、あっちももうすっかり元気を取り戻していた。
「触っていいか」
「うん」
頷いた#name1#は、俺がそうする前に自分で浴衣を脱ごうとした。なんて風情のない。
「待て、俺にやらせてくれ」
帯を解いて浴衣の前を開くと、出てきたのはシンプルなキャミソールだった。