6日



 窓から漏れる光が顔に当たり、目が覚めた。もう朝になってしまったのか。最近は日の出ている時間が長くなってきたから、朝も早くなってきた。重たい体を起こそうとした時、腰の辺りに伯寧様の腕が回されていることに気付く。それは思ったよりもしっかりと絡んでいて、全然体を起こすことができなかった。しっかりと絡んでいるということはしっかりと密着しているということで、背中に伯寧様の厚い胸板を直に感じた。素肌で直接感じたから、昨日の行為を思い出してしまい、顔が熱くなっていく。恥ずかしくて早く服を着たかったけど、この腕のせいで体を起こすことすらできなかった。しばらくの間どうしようか悩んでいたけど、悩んでいる間も直接感じる伯寧様の肌とたまに首元にかかる寝息のせいで体がどんどん熱くなっていく。私がこんな気持ちでいるのに、伯寧様は全く起きる様子がない。伯寧様は離してくれないし、体も起こせないとなったら、もう私が諦めるしかなかった。伯寧様を起こさないように少しずつ体を動かして、伯寧様の方へと体を向け、胸元に頭を寄せる。たまにはゆっくりな朝があってもいいだろう。伯寧様の香りに包まれながら、もう一度目を閉じた。


20210306

トップページへ