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制服を 着ないといけないのが 思ったより面倒臭い
今日から晴れて雄英高校の生徒になったわけだけど、生徒数多いね。人混みがね。サラッとした合格発表のあとネズミにも呼び出されて「おめでとう!これで十分君の能力を活かせるってわけさ!」と言われたので全力で跳びながら来ました。バレなきゃいいんだよ、バレなきゃ。校門の手前で地面に降りる
マイクが合格祝いだー!ってご飯連れてってお酒が飲めない見た目年齢なので凄い悲しかった。妹ほど酒豪ではないけど酒の席は結構好きなのである。マイクは相澤さんに怒られながらもいつもより楽しそうにしていた。こうして、自分の事のように喜んでくれる人がいるのは幸せだなと思った
それから制服と体操着、文房具その他もろもろを揃えてたらあっという間に4月で時の流れって早い。先生は準備があると言ってさっさと俺を置いてった相澤さんの朝もむちゃくちゃ早そうだった。大変だな。
朝のドタバタを思い返しながら雄英の門を潜る。仕方ないとは言え普通に歩いていただけで死ぬ可能性の高いヘルサレムズロットでもないし、死ぬほどきつい修行という名の暴力もない初めての高校生生活で思ったより緊張しているのが胸がきゅっとなる。広い敷地内を彷徨う。
「あー!君あの時助けてくれた子やん。あの時はありがとうね」
丸っこいシルエットと茶色い髪。実技試験の時に物を浮かせていた子だった。
「おー!お互い会えてよかったね。いえいえ、それはあの時の黒もじゃくんに言って」
「あの子も受かっとるかなぁ」
「大丈夫だと思うけどどうかなぁ。あ、俺は名前です。名前・皇。ん?皇・名前?」
名前が先だったけ、姓が先だったっけと首を傾げながら言うとほわほわっ子は笑いながら「うちは麗日 お茶子です」と教えてくれた。
「麗日さんの個性?すごいよね。物浮かせれるの?重さは関係なく?」
「基本なんでもやねぇ。そういう皇くんはどういう個性なん?凄い力だった!」
「よかったら名前で呼んで。皇って呼ぶ人あんま居なくて反応出来なさそう。力っていうか、重さを利用してるだけで力で言うなら黒もじゃくんじゃない?」
「名前くんね。あの子凄かったよねー!地味めの子だったけど駆けつけて助けてくれたし」
「ねー」
などと言い合っていると部屋についた。結構な人数が揃っているようでなんか緊張する。
「どうしよう、麗日。なんか緊張してきた俺」
「今更やん?!」
いい歳になると新しく友達を作るとか久々すぎてどうしていいのかわらないもんなんですよ
覚悟を決めてドアを開けようとすると中から言い争うような声がする。机がどうのって聞こえるけどどういう言い争いだよ。ほっとけばいいだろ、ガキかよ。あ、ガキなんだっけか。
脳みそがまだ身体が若返ったことをあんま認識してないな。
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