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ガヤガヤしている教室に入る。凄い、ヤンキーとメガネが揉めてる。


「若いっていいな。あ、黒もじゃくん」

「同い年やん!モサモサで地味めの!プレゼント・マイクが言ってた通り受かったんだね!」


「いや!あの...!本当あなたの直談判のお陰で僕は...」


「麗日何直談判したの?」


「秘密〜」


「あっ!君もあの時はありがとう!」


「いいえー」


 むちゃくちゃ挙動不審な彼をヤンキーがジッと見てて怖い。知り合いなのかな。つか俺の席どこ

「お友達ごっこしたいなら他所にいけ」

 聞き覚えがある声がして後ろを振り返る。え、相澤さん床で何をしてるの。何その寝袋。芋虫じゃん


「んぐ」

吹き出しそうになったのを耐えてると変な声出た。んでめっちゃ目があったけどごめんって、でもそんな格好してるのが悪くない?


「ハイ、静かになるまで8秒かかりました」


 そのりと寝袋を脱いだ相澤さんはなんと担任らしい。体操着に着替えてグランド集合と言われたので着替えるけどこの体操着凄いな。めっちゃストレッチきいてて動きやすい。これでスーツ作って欲しい。


「制服よりこっちの方が動きやすそう...!ずっとこっちがいい」


「いや、それはどうなんだ。制服も同じような素材っぽかったろ」


 髪の毛が黄色で、オシャレメッシュが入ってる人がツッコミを入れてくる。まぁ動きやすくはあった気がする。


「確かに正式な場でこの格好はダメそうだよね」

 彼は上鳴と名乗った。個性も雷、というか電気なんだって言ってた。他にも硬化する切島、尻尾の尾白、テープの瀬呂、砂糖で佐藤。覚えきれるかな。


 女子も全員集まったところで相澤さんから説明が入る。個性を使った体力テストをするらしい。なるほど、体力テストって?というかまず個性じゃないんだけども。


 個性を使っちゃダメよ〜は、学校でもそうだったらしくて個性を伸ばす訓練とかは普通ではやらないらしい。そこでヒーロー科はその個性を伸ばすために今どこまで出来るかを把握しとこうねって話らしくてふむふむきいていたら、面白そうという遊びに来ましたっぽい発言が気に入らなかったであろう相澤さんがむっちゃ怖い顔で「最下位は除籍処分としよう」という爆弾発言を落としました。エッ奨学金


 そもそも体力テストに応用できるような能力じゃないんだけど。ゴールまで飛んでいいってことか。むちゃくちゃ煽ってくる相澤さんは思ったより好戦的なのかもしれない。50m走はゴールまで跳んで姿現すだけなんで正直走ってすらないんだけどと相澤さんの方をみると何も言ってこないのでセーフ。


「初めまして、名前ちゃん。消えたように見えたけど今のはどうやったの?」


「ええと?」


「蛙水梅雨よ、梅雨ちゃんと呼んで」


「梅雨ちゃんね。俺自身の存在を薄くしてぴょーんと跳んでるだけ。ワープとかじゃないよ」


「ケロ。へぇ、そうなの」


「だから他の種目に使える気がしてないよ」

 遠い目をしてると梅雨ちゃんは顎に指を当てて首を傾げていた。だって握力とかどう頑張っても平均でしょ...あと幅跳びとか反復にも適してはないよね

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