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湯船にゆっくり浸かるのはいい。疲労も取れるしよく眠れる。鳴り響くアラームを止めてぼんやりしたまま顔を洗って気が会える。窮屈だと思っていた制服も毎朝着るものを考えなくていいと思うと楽だ。
適当にワックスで髪をセットして鞄に財布を詰め込んだら部屋を出て鍵を閉める。朝は人が多いので電車を使って学校を目指す。
「おはよう」
「あら、おはようございます。皇さんは朝が苦手なんですね」
「八百万は元気そうだよね」
「早寝早起きはすべての資本ですわ」
ぼんやりしながらなんなネクタイもちょっと歪んでる俺とは違って朝から背筋伸ばして椅子に座ってるのがもう凄い。意識の差っていうか日々の生活の差だよね。
「尊敬する」
普通科目の授業もプロヒーローが担当している者もあって豪華な顔ぶれだったようで黒もじゃくんこと緑谷が授業前にめっちゃブツブツ言ってた。相当なマニアなのか字でいっぱいのヒーローノートとか出てきて熱意がすげぇ...。
食堂のご飯が安くてうまくて感動した。弁当なんて作る気はさらさらなかったので購買で何か買うかと思っていたが上鳴たちに誘われて食堂に行ったがむちゃくちゃ美味しかった。もうこれだけでここに入ってよかったと思った。
そんなお腹が満たされて眠気も今日はしているときに大声で入ってくるのマジでやめてほしい。耳と心臓が死んだ。ビクッとなった俺を耳郎が横でむっちゃ笑ってるのがわかる。いや、オールマイトが悪でしょこれ。
クラス中が浮き足立ってるのですごい人なのはわかるがどうにも知識としてのオールマイトしか知らないのでそこまでの関心はない。逸話だけでもレジェンドっぽかったけどね。うちの上司を思い出したわ。
「少年少女!コスチュームに着替えたらグラウンド・βに集合だ!」
みんなうぉおお!ってなってるけどβってどこなのか置いてかれないようにしないと。
廊下で着替えた女子たちとも合流してグラウンドに出る。みんなそれぞれの個性を活かせるようにか、アメコミっぽい格好でちょっとテンションが上がる。元NYでは本場だったせいかアメコミの人気は高かった。今のここにもあるんだろうか。
「みんな気合い入ってんね」
それぞれのコスチューム見てるだけでも飽きなさそう。
「名前はなんか普通だね〜。スーツ?」
「全くアイデア浮かばなくてさ。芦戸は派手じゃん。似合うね」
「可愛いでしょー!」
演習の内容は敵組とヒーロー組で分かれて核兵器を奪いあう。時間制限以内に敵組が隠している核兵器を奪うか全員の捕獲ね、楽しそう。あ、でも一緒になるやつの個性で攻め方が変わるのか。どうやって決めんだろと思ってたらまさかのくじ引きでした
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