BBB×鋼


・国家錬金術師→氷 空気中の水分や人体の水分の性質を変えて凍らせる、大雨、雷お手の物。焔の錬金術師の弱点とかだといいな


・人柱のアレで真理を見る。真理の扉にひきづられたと思ったら血界戦線世界。


・NYが異世界と混じった時にスティーブンとクラウスと出会う。最初は疑われてるが、戦友という感じで信頼がある。氷が出せるのでスティーブンさんが!?!?ってなった。とか


・真理を見ているのでパン!ドン!で錬金術が使える。元々の知識量によって使える錬金術の幅が増えるのでさらに勉強している。真理の等価交換は自分自身の魂だと認識している。


・基本軍人なのでお堅い。部屋にもびっくりするほど荷物がない。ザップにはちょっと苦手意識を持たれている。


・レオナルドのことを気にかけている。子どもがむちゃしなくてもいい世界に行きたかったけどこの世界はうるさいなりにみんな懸命に生きてるから好き。


・軍人なので自己犠牲しがち。レオナルドによく怒られるがレオナルドがよく怪我をするのをよく思っていない。元々傷跡がすごい(イシュバール)。戦争はもう二度としたくない。誰も殺したくはないけど身近に危険が及ぶなら別。

「○○さん、その傷痕って前にいた世界でついたんですか?」


「あ?ああ。軍人だからな」


「やっぱりそっちの世界でも戦争とか戦いとかありました?」


「どこの世界も戦争は絶えんさ。自分とは違うっていう得体の知れなさはそのうち恐怖に変わる。その恐怖のまま武器を取ればそれはもう戦争だ。そして、結局割りを食うのは力の弱い人間なのだからやってられない」


「名前さんも行ったことがあるんですか?」


「….…ああ。お前はあんなもの経験してくれるなよ」


 人間のタンパク質が焼ける匂いはいつまでたっても鼻にこびりついて忘れられない。目を閉じれば瓦礫と炎の中で幼い子供が赤い目を見開いて死んでいた姿が映る。。ガラスのような何も写さなくなった目にハエが集り、誰にも見向きされずガラクタのように燃やされた。敵も味方も、分からなくなる最前線では物音がしただけで音を発した何かを“殺さなければ”という思いに取り憑かれる。最初は恐ろしかった人間を殺す行為が麻痺すれば突然、自分が何も思わなくなっていることに恐怖する。


 私よりも随分小さな体で、危険ごとに首を突っ込んでいくレオナルド少年の頭をガシガシと撫でる。向こうの金髪坊やはこうされるのを嫌がった。彼の様な子供が国家錬金術師として駆り出されない様な世界を作れなかった私達の責任を勝手に感じていたのをなんとなく彼も気付いていた様だった。今、彼は息災だろうか。


「俺は、名前さんにも怪我して欲しくないっすけどね」


「ふ、自分がまず飛び出す癖を治してからだな」

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 名前さんは、ザップさんと同じくらいか少し上に見えるだけなのに異世界からきだ軍人だそうだ。原理はよく分からないが道路に壁を作ったり、急に氷を生み出したりして戦っている。ある時、仮眠室からシャワーを浴びて出てきた名前さんの体が傷だらけだったことを思い出して聞いてみると、ベッドの上の僕の隣に座る彼に話を振ってみればまるで目の前に光景が浮かぶ様に話をしてくれた。





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