宇髄天元はかなわない


宇髄さんの実家で忍の指南役。

 物腰が柔らかいが忍なので基本なんでもできる。必死で人間らしく生きようと足掻いて今の生活をしている宇髄を微笑ましく見守っている

 弟が真っ直ぐ育ちすぎて人の命をなんとも思ってないのは仕事と成長過程的に仕方ないとは思いつつ心配している

 宇髄をかばったとか、一般人をかばったとか、何かしらで両眼を負傷。見えなくなって隠居生活。

 定期的に訪ねているが、柱をやめたからよく遊びに行く。穏やかで仏の様だって思いながら言葉や思いやりにかなわねぇなって思ってる宇髄


「やあ、天元。息災かい」

「ああ。名前さんは変わりねぇか」

「おや、どこに忘れてきたんだい」

手首から先がなくなった腕をするりと撫でる。

「あー、未来有望な若人にくれてやった」

そうかと呟いて穏やかに微笑み、頭を撫でてくる名前さんに会うと子どもの頃に戻った様な気になる

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