倉庫




バクバクと踊り狂う心臓をなだめるようにして抑えながら、綱吉は部屋へと飛び込み、勢いのままベッドに身を投げた。
「まずいまずい!FBI?!何でここにいんの!あの人怖い!!なんなの!」
こちとら本格的な裏社会生活歴はたったの数ヶ月ちょっとである。こんな恐ろしいこと、慣れているはずがない。爆弾だけでも精一杯だったのに、まさかのおまわりさん登場である。恐ろしいったら。
とりあえず、本格的にあの赤井秀一とやらに目をつけられてしまう前に、ホテルから退散せねばならない。そのためにも、なるべく明日中に部屋を決めてしまわなければ。
「つーかなんだよ、ナイショですって!明らかに怪しいやつですって言ってるようなもんじゃん!バカ!俺のバカ!」
とっさのことに弱い頭は変わらないままである。


しつこいようだが、あの時赤井にレオーネと名乗ったことも、ルカにアラックと名乗ってしまっていることも、すべて自分の首を絞めることにしか繋がらないことを、本当に今の綱吉はこれっぽっちもわかっていないのだった。



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