弔い

 目の前の光景に絶望が広がる。そんな、淡い夢だったの? あのお二人がこんな。
 クロとの戦いを人間の技とは思えない、足技で制したサンジさんと、ハチを倒したゾロさんを待っていたのは、アーロン一味の船長アーロンだけだった。だけどそのアーロンが問題だった。今までの魚人は何だったのかと言うくらい、強さのレベルが全然違う。

「ダメ、あの水……受けたらッ……!!」

 呟いた声が聞こえるわけはないのに、言わずにはいられなかった。あの水の威力は身をもって知ってる。魚人達にとっての水遊びはわたし達、人間からしたら弾丸みたいな威力があるんだ。
 水をかけられて血を吐きながら地面に倒れ込むサンジさんに、両手で顔を覆う。死んじゃう、このままじゃ、お二人が死んじゃう……!! やっぱり、少しでも時間を稼ぐために……わたしにまだ価値があるかは分からないけど、交渉のカードに──。

「アーロンッ!!!!」
「ナミさん……!!?」

 ──覚悟を決めるしかない。そう思っていた時、見慣れたオレンジ色が、見慣れない麦わら帽子を被って横に立っていた。

「ナミさん……」

 やっぱりナミさんのここに来ると思った、や、その肩の怪我は、とか色んな考えや言葉が出てくるけど、わたしの姿を見て、なんとも悲しげでそれでいて嬉しそうな笑みを浮かべるナミさんに、言葉が出ない。

「ヒノデ……良かった、ゾロはちゃんと連れ出してくれたみたいね」
「…………」

 ああ、やっぱりナミさんがゾロさんに頼んでくれたんだ。自分だってわたしの事を助けたら、アーロン達に何されるか分からなかったのに。
 今にも泣きだす寸前の、迷子の子供のような笑みを浮かべて、ナミさんはわたしから視線を外して、アーロンに向き直っていた。覚悟を決めた顔がひどく痛々しくて、下唇を噛んで怒りを抑え込む。

「あんたを殺しに……!!!」

 やめて、ナミさんの口で、声で、そんな言葉は聞きたくなかった……!! 結局、わたしに出来る事なんてなかった。ルフィくん達に助けてと頼むだけで、人任せにするだけで、みなさんが傷ついてる。
 こんなにも強く純粋な殺意を抱いて、自分の前に建っているナミさんの姿を見ても、アーロンは余裕の表情を崩すどころか、天に向かってまるで自分が支配者かと言うように不快な笑い声をあげていた。なによりナミさんが小さい頃からアーロンを何度も殺そうとしていたなんて始めてしった。それを笑いながら言うアーロンを理解したくもなかった。暗殺も毒殺も奇襲も……幼いナミさんにどれだけの絶望を恐怖を嫌悪を抱かせたんだろう。なんでそんな仕打ちをナミさんに出来るんだ。そんなに魚人が偉いの? 誰かより強いという事はそんなに偉いの……!?

「いいか……おれはお前を殺さねェし……お前は、おれから逃げられん……!! お前は永久にウチの“測量士”でいてもらう」
「このッ……!!!」

 松葉杖を持つ手に、嚙み合う歯に、こめかみに、力がこもる。消し炭なってしまうような怒りが燃え盛る。測量士で居てもらうという言葉にも、ナミさんがアーロン達の下に戻ればココヤシ村の人達の事は殺さないという提案も、反面、ゾロさんやサンジさん達の事は殺すという。こんなの選べるわけがない!! こんなの、ひどすぎる。

「ああ、あとそっちの刀鍛冶もだ。ずいぶん稼がせてもらった……自分の命の値段を稼ぐために刀を打つ姿は胸が震えたぞ」
「ふざけおってッ……!!」

 横から怒りに震えるトウシンさんの声が耳に入るけれど、アーロンに睨まれた体は自分の意志に反して、ガタガタと大きく震えだしていた。

「お前の売った刀は良い金になった。手放すには惜しい……まだまだ稼いで貰わないとな、貴重なおれ達の財布だ。良い酒も、食い物も、服も手放しがたいからな」
「わたしのお金は、わたしの値段の為に、その為の……」
「ああ、それか。おれの仲間は、金の勘定が下手でなァ……どれがおれ達の金か、お前が打った刀の金か分からなくてな」
「わたしは、そんな事の為に打ってないッ……!」

 百パーセント信じていたわけじゃない、むしろわたしの打った刀がちゃんとわたしを開放する額に、ナミさんの負担にならないように全てが使われているとは思っていなかった。だけど全部か、全部自分たちの娯楽のために使ってたの!?
 これ以上の怒りがあるもんか。
 予想はしていたけど、予想以上の無常さに、口を開こうとした時。

「良い刀だったぞ、この島の住人を斬るのにも」

 え?

「なんだその呆けた顔は。まさか自分が打った刀が人間を、この島の住人に向けれあれるとは思ってなかったのか? シャハハハハハ!!! これはお笑いだな。まさか刀鍛冶の癖をして、自分の打った刀が命を奪うものだと思っていなかったのか?」

 ────斬った? わたしの打った刀が……島の人を斬った。
 心底小馬鹿にしたように笑い声をあげながら、役者のように高らかと語るアーロンの言葉は、お前も同類と言われているようだった。
 言っている事が最初は理解できなかった。言葉は分かるのに、意味を頭が理解するのを拒んでいた。だけど、逃げる事は許さないとでも言うように、この場にそぐわない穏やかな笑みを浮かべたアーロンを見て、心が折れる音が自分の中から聞こえた気がした。

「ウッ……エェ……!!」

 自責の念に堪え切れなくて、体がくの字に折れても、こみ上げてくる吐き気を止めることは出来なかった。何度も咳き込むけど、元々空だった胃は何も吐き出さすことは出来なくて、よだれと胃液を吐き出すだけだった。
 わたしの刀が島の人を斬った、同じように苦しんでいる人たちを、斬った。わたしが────殺したの? わたしが。殺した。

「ヒノデ!? どうしたの、しっかりしてッ!!」
「息をしろ! ヒノデッ!!!」
「ゆっくり息をするんだ、ヒノデ!」

 視界がチカチカと点滅して、手足がしびれる。胸が苦しい。息が、出来ない。
 吸っても吸っても治まらない、死が見え隠れする息苦しさに、両手が自分の喉を締め上げる。誰かがわたしを抱きしめて背中を撫でてくれるけど、一向に息苦しさは消えない。むしろ喉は締まるばかりだ。誰かに助けてほしくて、抱きしめてくれる腕にすがりつく。

「ゆっくりだ! 自分の呼吸を意識しろ! 息を吸って、ゆっくり吐くんだ……」

 息苦しさの中でかすかに聞こえてくるドクターの言葉に、必死に耳を傾けて、パニックで叫びたくなるのを抑えて、自分の呼吸に集中する。

「そうだ、息を吸って、吸った時二倍をかけて息を吐け! 焦るな……ゆっくりだ!」

 吸って、吐いて、と言うドクターの言葉に従って息をする。吸って、吐いて、吸って、吐いて──。

「……ッ!!」

 壊れそうなほどに鳴り響いていた心臓は、ゆっくりと落ち着きを取り戻して、息苦しくて狂いそうだった呼吸も、浅いものからいつものゆっくりした音へと変わる。だけど、気を抜くと、また息が出来なくなりそうで、でもわたしの打った刀が人を……島の人を斬って、殺して、わたしの刀がッ!! 
 別の意味で体の震えが止まらなくなっていた、冷や汗が背中をびっしょりと濡らす。泣く資格なんてわたしにはないのに、目に溢れる涙を止めることが出来ない。情けなくて、自分が気持ち悪くて、顔を両手で覆う。もう何も見たくも聞きたくもなかった。

「限界だ、トウシンさんヒノデを連れてここを離れろ」
「分かった……すまん」

 ダメ、だめです。わたしがここを離れる事は許されない。わたしは島の人を殺した、わたしは──。
言葉が頭に浮かび続けるけど、音にならない。
 誰かに抱えられて、運ばれる。抱えられている間も、トウシンさんが横から「大丈夫だ」と何回も声をかけてくれるけど、大丈夫とは思えない、だってわたしはアーロン達の暴力に……もしかしたら殺しに手を貸してしまっていた。
 アーロンパークから離れて、近くの木に背中を預けるように降ろされる。

「悪いな。ありがとう」
「大丈夫だよトウシンさん。ヒノデちゃんについててやりな」
「ああ」

 顔が見れなかった。今自分がどんな表情をしているのか、分からなくて顔を覆う両手を外せない。普段は大好きな声も今は聞きたくなかった。

「ヒノデ」

 名前を呼ばれても、返事が出来ない。わたしはココヤシ村の人達をこの島の人を傷つけた。

「ヒノデのせいじゃない」

 違う、わたしのせいだ。わたしが打った刀で人が傷ついた。

「斬ったのは、アーロンだ。ヒノデじゃない」

 横に頭を振る。斬った刀を打ったのはわたしだ。わたしが、わたしが殺した。
 頭の何処かでは分かってた、アーロン達の為に刀を打つことが、この世界で刀が『置物』ではないことくらいわかってた……分かってて、わたしは自分の命を優先した。考えないようにしてた、ナミさんに負担をかけないためだって、ココヤシ村を襲わせないためだって、刀を打つのは仕方ないって、正当な理由を作るのにナミさん達を利用していた。自分の刀が人を斬ると言う事を考えないようにして、ナミさんに負担をかけないためだって、ココヤシ村の人達が無事でいるためだって、アーロン達の言う通りに刀を打つことを正当化しようとしてた。
 その結果がこれだ。事実を突きつけられて、自分一人じゃ抱えていられなくて、泣いて、息もまともになって、どこまでも自分可愛さでみんなに迷惑をかけてる。

「戻ったァーーーーっ!!!!」

 聞こえてきた声に、両手の隙間から声の方を見ると、花火が打ちあがるように、プールの中に居たであろうルフィくんが空へと飛び出していた。

「助け出せたのか、ゲンゾウ、ノジコ」

 みんなナミさんの為に、ココヤシ村の為に命を懸けて、頑張ってるのに、わたしだけが自分の事を考えて、自分の為だけに泣いて、自業自得で勝手に傷ついてる。
 わたしだけが。わたしだけが自分の事を考えてる。
 嫌気がさして、気持ち悪くて、吐き気が止まらない。

「わたしは、最低です……」
「そんなことはない、ヒノデは優しい」
「優しくなんかないです……わたしは自分の事だけ考えてる、わたしだけが」
「ヒノデ……」

 眩しすぎる、わたしには何もかもが。
 平均感覚が狂うほどの急激なめまいに、耳鳴りが止まらない。視界からトウシンさんが、音が、温度が消えて、瞼の裏にお祖父ちゃんの背中が見える。
 お祖父ちゃんが刀を打ってる。わたしには大きすぎる背中で、刀を打っている。

『ヒノデ、刀って言うのは骨董品でもなければ、置物でもない。人を斬るものなんだ』

 なんで今言うの、お祖父ちゃん。

『刀鍛冶に出来るのは、折れない刀、斬れる刀を打つことだけだ。選ぶことは出来ない』

 選べないなら、わたし達は。

『悪人だろうが、善人だろうが、そんな事は関係ない。選ぶのは人じゃない。そして刀鍛冶でもない。刀だ。刀が使い手を選ぶんだ』

 頭が痛い。

『刀鍛冶を目指すなら覚えておきなさい。刀鍛冶が打つのは人の命を奪う物だ。一度でも刀鍛冶になったのなら、逃げだすことは許されない』

 殺したくて、打ったわけじゃない。でも、わたしは自分の命を優先して刀を打った。どうなるかなんてわかっていたはずなのに。

『業も罪も背負って、願いを想いを籠めて、私達は刀を打つんだ。折れない刀、斬れる刀、そして──』
「────守れる刀」

 わたしが守ったのは、自分だけだ。

◇◇◇

 ルフィくんの姿を最後に意識を手放したらしいわたしは、点滴での薬の効果が切れたのか、燃えるような熱さと、凍えるような冷たさを何度も繰り返し、起きたと思ったら吐き気で嘔吐を繰り返して、浅い眠りと深い眠りを繰り返す。昼なのか、夜なのか、はたまた生きてるのか、それとも地獄にでも落ちたのか、判別も出来ないまま過ごした。
 体がすこしだけ熱を残したまま、周りの景色をようやくつかむことが出来るようになって、ようやく自分が今どこに居るのか分かった。
 少しだけ黄ばんだ天井に、薬の独特なツーンとした匂い、自分を包み込む柔らかい布団、ベッドの横から自分へと繋がれている点滴。

「病院……」

 生きてる。生きてしまってる。と言う事はルフィくん達が勝ったんだ。
 徐々に意識もはっきりしてくると、最後に聞いたアーロンの言葉に心が蝕まれる。
 外から聞こえる歌を歌う大勢の声にも、陽気に鳴り響く音楽にも、笑い声にも、話し声にも、全てが遠い世界の用の物に感じた。
 一度目と同じように、点滴をゆっくり引き抜く。ベッドから起き上がった時、ふらつきそうになったけど、散々寝たせいか薬のおかげか、アーロン―パークに行った時よりも体調は遥かに良かった。ベッドの横にあった簡易的なテーブルの上には、わたしに飲ませるためのものかもしれない薬や水差しにガラスコップ、そして誰かが活けてくれたのか、ガラスの花瓶に黄色やオレンジのガーベラが美しく咲き誇っていた。辺りを見回してもドクターは出かけているのか居なかった。
 活けてあったガーベラを花瓶から引き抜いて、何も入っていないガラスコップも一緒に手に持って立ち上がる。慎重に立ち上がったおかげふらつかず、ドクターの治療のおかげかこの前と違って杖無しでも歩けそうで良かった。

「行かなくちゃ」

 アーロンパークに。
 誰にも今は会いたくない、アーロンパークに行くなんて伝えたらきっと反対される。最後まで居るなんて言って、結局わたしは最後まで一緒に居ることは出来なかった。なにより、弔いをしたい。
 表の喧騒に背を向けるようにして、病院の裏へと、大通りの裏へとつながる扉へと手をかけた。

◇◇◇

 空から降り注ぐ日差しが、海から打ち寄せる波の音が、久しぶり過ぎて現実のものとは思えない。何日くらい寝てたんだろう。寝すぎて頭が痛いくらいだ。
 少しずつ近づいて行ってると思うアーロンパークからは、今までとは違って怖いくらい静かで、鳥肌が立つ。わたしが生きていて、病院の外から聞こえてきたみんなの笑い声を聞いても、ナミさんもトウシンさん達ココヤシ村の人達、この島の人達全員がようやくアーロン達の呪縛から解き放たれたんだと分かっていても、あの日々が足を進めるのを遅らせる。わたしだけが未だに囚われてる。
 何度も立ち止まりそうになる足を動かしながら、アーロンパークの門を前にして、その姿に呆然とする。

「アーロンパークが……ない」

 驚いて、急いで足を進めてアーロンパークの壊れた扉を潜る。やっぱりない。無かった。あれだけ堂々と我が物顔で建っていた、アーロンパークと言うふざけた名前が掲げられた建物は見るも無残に壊れていた。地震でもおきたのかと言うくらい、瓦礫の山と化していた。
 そんなに激しい戦闘だったの? ルフィくん達は? ナミさんは? ココヤシ村から聞こえてきたのは魚人達ではなかったはず……アーロン達が勝っていたなら、わたしが病院であんなにちゃんと治療してあるはずがない。
 辺りを見回しても、アーロン達の姿はないし、かと言ってルフィくん達の……言いたくはないけど死体とかもない。ルフィくんは悪魔の実の能力者って言ってたし、なにか建物を壊すくらいの能力でもあったのかな。

「壊れてるなら仕方ないか……」

 瓦礫の山と化しているアーロンパークの前に両膝をついて座り込む。もう壊れちゃってどこにわたしが居た牢屋がどこにあるか分からない。
 持ってきたガーベラ……本当はお花屋さんで相応のお花を買ってくるのがいいんだろうけど、今はごめんなさい。心の中で謝罪しながら、空のコップをガーベラに続いて瓦礫の山の前に置こうとして、はたと手が止まる。水持ってくるの忘れた。どうしよう、もう一度病院に戻って、いや他の人にバレちゃうかもしれない。どうしようか迷っていると、右の視界の端から腕が伸びてくる。

「これでいいか」
「……ゾ、ロさん」

 横から伸びてきた腕の持ち主は、相変わらず上半身に包帯を巻いたゾロさんだった。治療はしてあるのか、包帯は清潔な物に変わっていて、ほっと息を吐く。

「お前が病院から抜け出すのが見えたからな」
「抜け出しては……」
「抜け出してんだろうが」
「……ちょっと気分転換にお散歩してるだけです、ずっと寝ていたので……」

 言い訳にもならない言葉を並べながら、ゾロさんがコップにお酒を注いでいるのを黙って見る。何しに来たんだろう。
 注ぎ終えると、わたしの横にドカッと豪快に座り込んで、元アーロンパークを見つめる。

「誰か死んだのか?」
「いえ、それはちょっと分からないです。けど、多分……わたしの前にあそこに誰かいた形跡があったので、もしかしたら……すみません」

 自分でも要領を得ない事を言ってるのはわかってる。でも、弔いはしたかった。

「……亡くなっているなら、弔いをしたかったんです。あそこでの日々は身をもって知っていますから、全部終わったって、だから安らかに眠ってくださいって……自己満足だとは思うんですけど」
「そんなことは無ぇだろ。弔いってのは生きてる側しかできねェし、生きてる側が区切りをつけるもんでもあるからな」
「そうですかね……でも、ありがとうございます……」

 横顔を見ても一切の慰めや、同情からの言葉では無いのが表情から見て取れて、笑みがこぼれる。下手に優しくされてた方が辛かったから。
 両手を合わせて、アーロンパークに向けて目を瞑る。もう、アーロンの支配は終わりました。だからもう心配しないで、安らかにお眠り下さい。目を開ける瞬間、優しく温かい風が頬を撫でていったような気がして、涙が滲んだ。
 泣いているのを見られなくて、急いで手の甲で涙をふく。ゾロさんは何も言わないけど、多分わたしが泣いているのは気づいてるかもしれないけど。涙を拭いて、膝立ちしていた足を崩して、普通に座るのはまだ足が痛いから、体育座りで座りなおす。沈黙が場を支配する。ゾロさんは残りのお酒を飲んでいるような音が横から聞こえてくるけど、ココヤシ村の宴会に戻らなくていいのかな?
 声をかけるべきか迷っていると、お酒の瓶を地面に置く音が静かに辺りに響き渡る。

「お前、死ぬつもりか?」

 吃驚してゾロさんの方に目を向けたら、ゾロさんもこちらを厳しい表情で見つめていた。その顔に乾いた笑みが零れた。


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